県境未定地はまだたくさん存在している

県境は、全国47都道府県のすべてにおいて確定しているわけではありません。

県境が未定となっている地は意外に多く、行政を運営していくうえで特に支障がないとなると地元の人でも県境の未定地があることを知らないものです。

全国に21都県の県境未定地があり、面積は12833平方キロメートルにもなり日本の総面積の約3.4パーセントを占めています。

市町村境の未定地だと県境未定地の何倍もあります。

未定地は平成の大合併で大幅に少なくなったとはいえ、県境と市町村境の両方が確定しているのは10県だけです。

県境の未定地がなぜ現在でもあるのかというと、旧国で国境が未定地だったところが、そのまま引き継がれて県境の未定地となったというのが多いからです。

古代律令国家の成立で日本列島はいくつかの国に分けられましたが当時の国境は曖昧で、その後次第に国境が決まっていきますが。ほとんどが未定地のままでした。

豊臣秀吉の功労により国境が確定していきますが、旧国境を基本とした廃藩置県では、国境の未定地がそのまま県境の未定地として残ります。

県境紛争がたびたび発生し、未定地は減少していきましたが、いまだに県境の未定地は各地にあり完全には消滅していないのです。